20140821

意味。

どのお経もありがたい生きる智慧を授けてくださるものだと思います。実家は浄土真宗ですが、私自身は特別に信心している拠り所はありません。

ただ、唯識を基本とされておられる法相宗は好きです。唯識を全部理解するのは難しいです。さっぱりわからないところがほとんどです。
しかし、「自分の心の有り様が外に映し出されているのがこの世の目の前の状況である」いう考え方がとても好きです。

そしてお経の中では、般若心経が好きです。
般若心経の智慧とは

1.損をする智慧
2.問題を解決しない智慧
3.世の中を良くしようとしない智慧

頑張って、歯を食いしばって、ふんばって、バカにされないように、
我慢して耐えて。

今まで私たちがやって生きてきたことの真逆ですよね⁈



損したくなくて、人よりどうしたら少しでも得できるかの情報は、テレビや雑誌、ネットでも満載です。

世の中は問題が山積みで、生きているのが苦しくてそこからどうやって解決の糸口を見つけるのか?ということも日々論議されたり、解説方法を人に求めたり。

そして、世の中を良くしようとしている聖人君子がほとんどのはずなのに、ちっとも改善されている感覚は感じられません。それどころか良くしようとするたびに規則が増え、窮屈で息もしづらい世の中になっています。

そもそも、問題は本当にあるのかってことです。自分たちで作り上げたものもあるのではと思います

そこが般若心経の教えに、詰まっています。

人の解釈をそのまま鵜呑みにしたり、ただ過剰反応して吠えるだけの場合が多いような気がします。

自分の感じた正直な気持ちが正解だと思います。

今までそうだったからという記憶の積み重ねから感情を引っ張り出してくるのではなく、それは捨ててしまって、素直に感じたままでいいと思うのです。

記憶の積み重ねから引っ張り出す感情は、自分の素直のままではなく、もしかしたらその時信じていた誰かの考えを受け入れたものかもしれません。









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